3Dプリンター出力失敗のワケ

出力する時、最初のほうは必ず失敗します。
何故なら出力時に考慮することが非常に多いからです。

ひとつづ見ていきましょう。

ノズル温度が適正でない
ベッドの温度が適正でない
ノズルとベッドの間隔が適正でない
速度が適正ではない
エクストルーダーのパワー不足
反りや割れが発生する
途中で剥がれてしまう
ベッドの状態が悪い
フィラメントが劣化している
ノズルが詰まってしまったら

ノズル温度が適正でない
ノズルの温度が低いと出力に余計な力が必要になりうまく出ません。この状態で出力を続けるとノズルが詰まってしまいます。
逆に温度が高いとフィラメントがノズル内で膨張しこれまた詰まってしまいます。
PLAは200度前後、ABSは230度前後ですが、メーカーによって違うことがあるのでしっかり確認しておきましょう。
気温によっても適正な値は微妙に変わるので何度かテストしましょう。

ベッドの温度が適正でない
PLAはゆっくり冷やすと反るので70℃以下か設定無しで行きます。
ABSは急激に冷やすと反るので必ず100℃で出します。それでも室温が低かったりすると、その温度差で反ったりします。
こちらもメーカーによってまちまちなので確認しておきましょう。

ノズルとベッドの間隔が適正でない
一番注意するのはここではないでしょうか。
ノズルとベットが近すぎると一層目が薄過ぎに出ます。遠いと糸状に出ます。
ノズルとベッドをくっつけ距離が0の状態から、名刺程度の厚みの紙をはさみ、ちょっと引っかかるかな?程度まで間隔をあけます。
板状の物をテストで出し、うっすらベッドの色が出る程度まで調整すると良いです。

速度が適正ではない
速度が速すぎるとベッドにくっつく前にヘッドが動いてしまい出力できません。この状態で出力を続けるとノズル内にフィラメントが残り、膨張や焦げ付きでノズルが詰まります。
遅すぎるとノズル内にいつまでもフィラメントが残り、こちらも膨張や焦げ付きでノズルが詰まります。
適正な速度は3Dプリンターによってまちまちですが20~40㎜/sなら概ね大丈夫です。

エクストルーダーのパワー不足
ドラムが重い、ばねが使われているならそれ弾性不足、掃除しておらずフィラメントのカスが付いている等々で送る力が弱くなっていることがあります。
速度を落とせば出たりしますが、長時間ノズルにフィラメントがあると膨張や焦げ付きが発生し詰まることもあります。

反りや割れが発生する
PLAは急激に冷やさないと反りが発生することがあります。ファンを必ず回しましょう。
ABSはゆっくりと全体的に冷やしていかないと反ったり割れたりするので、ファンは必ず止め、ベッドの温度を100℃にしましょう。
わずかな反りならやすり掛けなどで調整できますが一苦労です。
大きくて平たいものは反りやすいので、ブリムを大きく付けたり、横向きでなく縦向きに配置したり反りにくい方向で出しましょう。

途中で剥がれてしまう
底面の面積が小さいものはくっつく力が弱いため剥がれたりぶれたりします。
ブリムをしっかりつけたり、サポートで覆ったりして防ぎます。

ベッドの状態が悪い
ベッドに直で印刷すると剥がすとき大変ですし、ベッドを傷めたりします。
マスキングテープ等を張り、スティック糊を塗りつけその上に出力しましょう。
テープはベッドを守り、糊はベッドへの食いつきを良くします。
それらがボロボロになる前に定期的に張り替えましょう。

フィラメントが劣化している
特にPLAは水分に弱いため、劣化が始まっているとうまく出せません。
フィラメントの種類にもよりますが、PLAの場合だと出力時にプチプチと言い出していたら劣化が始まっています。
一度劣化すると元に戻すのは困難なので、きちんと密閉できる袋に乾燥剤を入れて管理しましょう。

ノズルが詰まってしまったら
洗浄用のフィラメントがありますのでそれを通しましょう。普通のフィラメントでもできなくはないのですがノズルへの負担が大きいです。
あるいはノズル先より細いピアノ線で、ノズルの先のほうから挿入して詰まりを押し出します。
フィラメントの膨張でノズル内で詰まってしまったら、ノズルを取り外してやや強引に引っ張るか、ドリルで削るといった対処になります。(ただし、ノズル内部にチューブが入っている場合はドリルはなるべく使わないようにしましょう)
そうならないように温度管理をきちんとしましょう。特にノズルのヒートをオンにしたまま放置するのはやめましょう。

もちろん最初からすべて調整済みのプリンタもありますが、やはりマシンによっても微妙に適正な値が変わってきますので、諦めずに何度もテストをして最適な値を探しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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