gcodeを直接編集

温度を間違えたとか、ファンを回してなかったなどはよくあります。
その度にスライスし直していませんか?
小さいものならすぐにスライスは終わりますが、大きいものは時間がかかります。
その時間もったいないです。

ではまずgcodeをテキストで開きます。
文字がずらっと出ますが怯まないようにしてください。
一行づつ読み解けば必ず意味が分かります。

;(セミコロン)になっているのはコメントアウトで3Dプリンターは読み取りません。
最初のほうにこのコメントアウトでどういう設定でスライスしたかが書いてあります。
これが読めるだけでも便利です。

では、実際に使われているコマンドを解説していきます。

温度を指定するコマンド
ファンを回すコマンド
ヘッドを移動させるコマンド

M104
ノズルの温度を指定するコマンドです。
このコマンドは温度の指定もいるので、実際には、M104 S200 という表記になります。

M109
ノズルを指定した温度になるまで待機するコマンドです。
このコマンドですと温度が上がりきるまで次のコマンドを読みに行きません。
これも温度の指定が要るので、M109 S200 となります。

M140
ベッドの温度を指定するコマンドです。
これも温度の指定が要るので、M140 S100 となります。

M190
ベッドを指定した温度になるまで待機するコマンドです。
こちらも温度が上がりきるまで次のコマンドを読みに行きません。
温度の指定が要るので、M190 S100 となります。

M106
ファンを指定の回転数で回すコマンドです。
255が最大値で、回す必要がある時なら基本最大値で回して構いません。
回転数の指定をする時は、M106 S255 となります。
一層目からでなく、二層目からファンを回すようになっていることもあります。

M107
ファンを停止させます。

G0
G1
ヘッドを移動させるコマンドで、G0は高速、G1は通常速度で移動させます。
値の意味はXYZ座標やフィラメントの押し出し量で、よほど詳しくて自信がある時でなければ弄らないほうがいいです。

G4
ヘッドを停止させます。

G28
ヘッドをホームポジションに戻します。

他にもたくさんあるのですが、とりあえずこれだけ読めれば大丈夫でしょう。