出力する時の最低の厚み

3Dプリンターでよく使われる素材はPLAとABSです。
この二つは家庭用プリンターでも使いやすい素材ですが、やはり強度としては不十分なところも多々あります。
ねじなんかを作るとわかりますが、力を込めると積層の方向にパキッっと折れたりします。
これは熱溶解積層法のシステム上の欠点なので割とどうしようもありません。

対策としては、積層の方向と力の方向が合わないようにする、充填率を高くするなどありますが完全ではありません。
それにいちいち充填100%で出していては時間がもったいないです。

壁面の厚みは1m以上の厚みがないと脆くなります。
なおかつノズルの直径0.4㎜で最適な厚みは…1.2㎜でしょう。
熱溶解積層方式のライン一本の幅がノズルの直径で、基本は大体0.4㎜です。この倍数で最低限の厚みを考えるならこの値になります。

スライサーによっては0.1㎜以下の物を無視したりするのであまり細かく作らないようにしましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA