反り対策

熱溶解積層方式のプリンタが反る理由は、熱による膨張からの冷めての収縮です。
これは構造上の難点で絶対に防ぐ方法はありません。

できる対策としては

1.温度管理の厳格化
ノズルやベッドの温度だけでなく、室温や風にも気を付けます。
PLAは急速に冷やす必要があるので、3Dプリンタのファンを全開にしつつ、ヒートベッドの温度も無効にします。
しかし、はっきり言って3Dプリンタのファンを全開にしてもサイズが小さいので大した効果は上がりません。
できるなら扇風機などを使って直接風を当て続けます。
ABSは冬場の低温では激しく収縮するので室温を上げましょう。
という事を考えると、夏場はABS、冬場はPLAが適しているかもしれません。

2.収縮しても反らないようにする
出力時、フィラメントで長い直線を作ってしまうと反ります。
そういう部分を出来るだけ無くすため、肉抜きをしたり分割して出しましょう。

3.ベッドに強固に張り付ける
やや強引な方法ですが有効です。
糊の上に出力するのが定番ですが、もっと強力なものを使います。両面テープなど。ヘアスプレーがいいという情報も。
また、ブリムを出したらそれをテープでがっちり貼り付けるなどです。
この方法の欠点は、オブジェクトがベッドに強固に張り付いてしまうので剥がすのが大変になります。
理想を言えば、水溶性の粘着剤や、温度によって溶解するものを選びましょう。

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